大阪市中央区上町(玉造)にある、鍼灸院百花堂の西田佐知子です。
寒暖の差が激しいこの頃です。そして、花粉も飛んでます!今がピークみたいですね。
ところで、なぜ春に花粉症になるかご存知ですか?
もちろん花粉がたくさん飛ぶからですが、身体の症状も自然の変化と関係が深いのです。
東洋医学的にみると、春は木(もく)の性質を持った季節です。
冬は葉を落として枯れた様に見えた草木も、春になると新芽を出して、上へ上へと成長していきます。この勢いや力みたいなものを木の性質持った気という意味で、木気といいます。
私達人間も自然の一部ですから、春になると身体のなかでは木気が盛んになってきます。
春は、普通にしてても気が上にあがりやすくなる季節なんですよ。
花粉症に、鼻・目・喉・耳など身体の上の部分の症状が多いのはそのためです。
これら自然の条件にプラスして、現代人の食生活の影響があります。
洋食中心で脂っこい物を多く食べると、余分な熱ができます。熱のせいで余計に「気」が上にあがりやすくなります。身体の表面に熱を持つと、粘膜や皮膚の炎症につながります。
また、私達日本人は元々雑穀を主食にしていた民族なので、肉類をたくさん食べると消化しきれません。未消化のものは、アレルギーの原因になってしまいます。
花粉症の方は食生活にも気を付けることが大切です。
ついつい長くなってしまいました。もう一つ、ストレスとの関係は次回ということで。